ハイブランドのヴィンテージバッグがなぜ人気?

ハイブランドのヴィンテージバッグがなぜ人気?

近年、ハイブランドのヴィンテージバッグが注目を集めています。
そもそもヴィンテージバッグは、1980年~1990年代頃に製造されたハイブランドのバッグを指すことが多いです。

 

中でも「ルイヴィトンのモノグラム」「シャネルのマトラッセ」「ディオールのトロッター」「グッチのGG柄」「フェンディのズッカ」などブランドを代表とする定番ラインが人気です。

 

注目を浴びている要因として親世代が使っていたバッグを子供が譲り受けて使うという背景があり、定番ラインになるので現行でも類似した見た目のバッグなどが今なお販売されています。
現行のバッグは年々価格改定により定価が上がっている為、多少年式の古い中古でも違和感なく使うことができるヴィンテージバッグが重宝されているのです。

 

また、2023年の流行語にもノミネートされた「Y2K」という言葉にも関りがあります。
「Y2K」とは「Year2000」の略称です。つまり「2000年」という意味で、「Y2Kファッション」とは、2000年代のトレンドを取り入れたファッションのことになります。
このY2Kファッションとヴィンテージバッグの組み合わせがマッチしやすいため、若者の間でもヴィンテージバッグの需要が高くなっています。

 

 

各ブランドの人気ヴィンテージライン

ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)「モノグラム」

ルイヴィトンルイヴィトン

ブランド名「ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)」のイニシャルである「L」「V」と、星と花のモチーフを並べたデザインのラインです。

 

 

シャネル(CHANEL)「マトラッセ」

シャネルシャネルシャネル

フランス語で“パッド入り”を意味し、ダイヤ形にキルティング加工されたデザインは、全てマトラッセと呼びます。

 

 

ディオール(DIOR)「トロッター」

ディオール

ディオールロゴがモノグラム調に全面に繰り返し並んでいるラインです

 

 

グッチ(GUCCI)「GG柄」

グッチグッチ

上下を逆さにした「G」マークを組み合わせた柄のラインです。
GG柄とは異なりますが、赤と緑の線の帯が特徴的な「シェリーライン」も人気です。

 

 

フェンディ(FENDI)

フェンディフェンディ

フェンディ(FENDI)の頭文字である「F」マークを上下に組み合わせたモノグラム調のことを指します。

 

 

アンティークとヴィンテージの違い

これは余談になるのですが、ヴィンテージと類似した言葉としてアンティークを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、二つの言葉にはしっかりとした違いがございます。

アンティークとヴィンテージ

そもそも「アンティーク(Antique)」とは、フランス語で古美術や骨董品のこと。ラテン語で「古いモノ」を意味する「Antiquus(アンティクウス)」が語源になっています。
定義は「100年以上前の家具や道具類、衣類などのうち、美術品としての価値を認められるもの」とされています。
アンティークは唯一世界共通で法律上、定義されています。一般的には、西洋アンティーク品をアンティークと呼ぶことが多くあります。

 

ヴィンテージは、「製造されてから30〜99年経過しているもの」と考えるといいでしょう。
もともとヴィンテージとは、ワインに対して使われていた用語です。しかし、時間をかけて良さが増した品物という意味でファッションに対しても使われるようになりました。

 

 

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